摩訶止観。 諸法実相。 一念三千。
摩訶止観。 諸法実相。 一念三千。
最澄。 日蓮。
摩訶止観。
一点の集中と全体の把握。
一念三千。
一即一切、一切即一。
瞬間即永遠、永遠即瞬間。
諸法実相。
現象即本体、本体即現象。
人文科学の中の造形美術の絵画の仕事は、人間と自然、主観と客観の対立を取り去り、分別を否定し、あるがままの自然の実在を見て、自然と自己が一如になることである。
主体と客体を二分し対象化する分別知では表面的なものしか見えない。実在自体がわからない。自分自身がわからない。実在を傍観せず精神を集中して一所を凝視し、同時に全体を観て、自分の魂を打ち込んで全身で制作しなければ、自然の真実の存在の生命の深い実相は見えてこない。
実在は内部から発光する。光は美であり調和である。
浅きは易く深きは難しとは釈迦の所判なり、浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり。
月月、日日に強り給へ。