京都。
絶対・純粋・永遠なものへの信仰。
無常と慈悲。
悟りと救いのために絵画の道に修行。
京都に生まれ育ち、少年の日から親しみ愛して来た、純粋で永遠な京都の風景の中に、画因があり、絵画があったことから画家となった。
山紫水明。豊かで冴えた色彩感覚。峻厳と優美。簡潔と洗練の美。
歴史的古典的風土。古より生まれかわり死にかわり、人間がつくって来た精神伝統、文化、歴史の恩恵である。
日本の京都の永遠の自然を観る心が、無常と慈悲であることを少年の時から知った。
以後今日まで、絶対・純粋・永遠なものへの信仰と悟りと救いのために絵画の道に修行することが、一生涯の目的となっている。