人間として大切なことは、…
人間として大切なことは、大自然・宇宙の創造の絶対の真理・真実と永遠の生命の信仰を持つこと。そして其の探究と創造の志向と実践の生活を持つことである。
無始無終の大自然・宇宙の中の地球という小さな星に、たとへ人類が存在していなくても、自然・宇宙は存在している。所詮人類は自然・宇宙の中の微小な存在であり、地球の無数の有限な生物の中の一つであるに過ぎない。
地球人類の中の如何に偉大な特別の人であれ、その人間ではなく、大自然・宇宙が根本であり絶対である。大自然・宇宙(以下自然又は宇宙とのみ書く)こそは、それ自身を超越した何者もない全体である。
宇宙を創造したのは宇宙自体である。宇宙を創造した擬人化した人格神など存在しない。
人間として大切なことは、宇宙の創造の絶対の真理・真実(以下真理、真実いずれかのみ書く)と永遠の生命の信仰を持つこと。そして其の探究と創造の志向と実践の生活を持つことである。
その真理と生命を、宗教と哲学と道徳の仕事の、シャカとナーガルージュナは法、孔子と老子は天、ソクラテスとプラトンはイデア、イエスとムハンマドは神といった。
彼等は最高の尊敬と信頼を捧げるに価する、人類の精神界の偉人、聖人である。しかし彼等を徒に神格化する、教条主義と権威主義に陥ってしまってはならない。彼等を人類を超越する観念的な偶像的存在にしてしまってはならない。彼等はあくまでも人間であり、当時の社会の生活の現実の中で、人間としての最高の道徳と理想を語り、世界と人類への慈悲・愛のために全身全霊で仕事をした、真摯な高邁な精神の持主である。