尊厳な森羅萬象の感動と驚嘆。畏敬の念。
芸術家は自然への強い愛情と信仰をもち、
自然の研究に 生涯の全ての時間と経済を投入し、献身する。
芸術家は眼、耳、手、足など体の各部分ではなく、眼で聴き、耳で見、筆でなく素手を用い、素足で大地に立ち、自然の風景の現場で、日々刻々の制作に没頭するのである。
天地を貫く無限の生命力と創造力。
芸術家に制作意欲を起させるものは、尊厳な永遠な自然に直接に対面した時に自然から受ける感動と驚嘆であり、畏敬と愛の念である。自然天地の無限の生命力と霊力に対応する、芸術家の気稟と資性と独得の創造的情熱である。